声がれをきたす病気
声がかれる病気にはいろいろなものがあります。声を聞いただけでは区別はできません。ファイバースコープでじかに声帯を観察することで診断をつけやすくなります。
◎急性喉頭炎:声帯の炎症で声がかすれます。急に声がでにくくなりますが、治るのは徐々に治っていくことが多く、時間がかかることもありますが完治します。
◎声帯ポリープ、声帯結節:声帯に良性の腫れた部分ができて声がかすれます。声の安静で治ることもありますが、症状が重くて改善しなければ手術も考慮します。
◎喉頭がん:声帯にがんができると、徐々に声がれが悪化していきます。炎症と違い、自然によくなることはありません。喫煙者が圧倒的に多いのも特徴です。多くの場合、早期に発見できれば声帯を残すことができます。