京都市上京区のにしはら耳鼻咽喉科では、患者さんの立場に立った 丁寧な説明を行い、患者さんとの相互理解のもとに診断や治療をすすめていきます。

急性咽頭喉頭炎

急性咽頭喉頭炎

のどが痛いとき、たいていは全体が炎症をおこして赤くなっていることが多いです。風邪でも赤くなりますが、風邪はのど以外にも症状があり、原因がウイルスなので抗生剤は効きません。
のどに限局して炎症をおこしているとき、細菌感染が疑われる場合は抗生剤で治療します。また、炎症が強いとき、しばしば溶連菌感染によることがあります。これは、抗生剤を決められた日数だけきちんと服用しないといけません。唾液で人へ感染する可能性もあり、注意が必要です。

のどの炎症で最も危険なのが、急性喉頭蓋炎という病気です。舌の奥の付け根に喉頭蓋という軟骨があり、この下には声帯があり気管、肺へと続きます。喉頭蓋が炎症で腫れると空気の通るところが狭くなり、その下へ空気を送り込むことが難しくなります。急速に進行することも多く、治療が遅れると窒息する危険性があります。激しいのどの痛み、くぐもった感じの声の変化、口の中をみてもむしろ異常所見がない(腫れているのはもっと奥なので)ときはこの病気が疑われます。

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