コロナ感染後遺症に対する上咽頭擦過療法
新型コロナウイルスの罹患後、待期期間が終わっても療養中の症状が持続したり、しばらくしてから新たに症状がでてくる場合があります。
新型コロナウイルスの後遺症について
後遺症の例としては、以下などが報告されています。
これらのコロナ感染後後遺症は、ウイルスがいなくなったあとも持続する上咽頭の炎症が関係している可能性があります。
〈後遺症の代表的な事例〉
- 身体のだるさ、倦怠感
- 集中力低下、ブレインフォグ
- 頭痛、肩こり
- 嗅覚障害、味覚障害
上咽頭擦過療法での治療
治療の一つとして、上咽頭擦過療法(Bスポット療法、あるいはEATとも言う)があります。
上咽頭に塩化亜鉛液を塗布する治療で、炎症が強いと塗布後に痛みがありますが、一過性です(痛みが強ければ鎮痛剤の使用は可能です)。
具体的には、当ホームページの別項目の「塩化亜鉛療法」ページをご覧ください。図解、動画などでご説明しております。
また、後遺症のメカニズムはまだ充分には解明されておらず、症状が上咽頭炎に起因してないこともあるので、この治療が全例に有効というわけではありません。
当院で治療を行った方の中には、数回の治療で倦怠感が著明に改善した例もあれば、10回ほど行っても効果があまりみられなかったこともあります(傾向としては倦怠感への効果が高い印象です)。
この治療についてのご相談や治療のご希望がありましたら、一度ご来院ください。